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2008.07.06 (Sun)

【自慰祭り】第三弾



  【二十歳の術なき本懐】
  from  Om Mani Padme Hum HINA様
  illustration 甘今想最 ともにょ様


   hinasb1.jpg

More・・・




嗚咽に似たくぐもった男の声。

家主の敏腕マネージャーから渡されたカードキーで家に入るなり耳についたその声音は、まだ青い少女が普段は全く意識をする事無く過ごしていけるはずの、だがしかし成熟していないだけで根底に確かに存在する彼女の色欲を揺るがすには充分で。
漏れるそれに抱く疑念。少し隙間が開いている彼のベッドルームで何が行われているのか、見てはいけない、見ない方がいい、と手放しそうな正常な思考が警告するが、確かな答えを欲する心と芽生えかけた彼への想いが好奇心に負けたように自然そこへと誘った。

家の主である蓮が自分のベッドに無造作に横たわり携帯を片手に寛げた空間に手を伸ばして、普段なら絶対万人の目に触れる事がないモノを取り出して夢中になって擦っていた。
キョーコは高鳴る胸を押さえながらその光景から必死に目をそらそうとしたが、彼のあまりにも熱っぽい瞳、その艶っぽい表情に魅入ってしまって動けないまま呼吸をする事さえ忘れた。

「は、あぁ、・・・・・・俺も逢いたい、君に、」
携帯での会話が漏れ聞こえた。
「今すぐ抱きしめて、キス、し、て・・・」
荒い息遣いで、彼主演の熱愛ドラマでも聞いた事ないような情熱的な声が響く。
「・・・愛してる、あ、あぁっ・・・・・・」

そこまで聞くとキョーコは居た堪れなくなってその場を離れた。
そのまま玄関へ向かってマンションを飛び出すという行動も取れたのだが、自分にはやらねばならぬ仕事があった。彼女にこの家の鍵を渡した男からの“敦賀蓮に食事を作って食べさせてくれ”という依頼を全うしなければならないのだ。

なるべく音を出さぬようにキッチンで作業を始める。
手は食材を手際よく調理しながら、頭では今もしこの場に蓮がやってきても不自然じゃない対応をすべくシュミレートする。・・・が、正直普段通り接する事が出来るか自信はない。
電話の相手はその会話から容易く推測できた。
多分、彼の恋人であろう。
キョーコは彼の耽っていた行為そのものより、その事に動揺している自分が可笑しかった。

「敦賀さん、彼女いたんだ」
そう呟いてから気付いた。
―――あ、前に言ってた気になる女の子、その子とうまくいったんだ!・・・・・・そうか。
―――でも、お付き合いするようになったからってあんな破廉恥な電話を、、、やだ。私には関係ないじゃない。野次馬根性でみっともないわよキョーコ!
小さく溜め息を吐いて、後はなるべく考えないように、蓮の凄艶な姿を思い出さないよう努めながら包丁を忙しなく動かした。

「あれ?最上さん、来てたの?」

不意に現れた蓮の一言。
古典的な手法で良く口から心臓が飛び出るとあるが、その状況が痛い程実感できるくらい跳ねる動揺を押さえつけながら、自分も女優の端くれとばかり先程から何度も頭で繰り返していたはずの台詞を口にする。

「はい、お邪魔してます。お姿が見えなかったのでシャワーかレーニングと思って勝手にキッチンお借りしてます」
「約束の時間より一時間は早いね、・・・どうしたの?」
これもきっと来ると思っていた質問。
「雑誌のインタビューの仕事が都合で来週に延期になってしまって・・・」
これは真実だから淀みなく答えられた。

「俺、ベッドルームにいたんだけど、」
「きゃっ!」
予期せぬ蓮の発言で刻んでいた野菜と共に自分の指を切ってしまった。
「大丈夫?」
心配は勿論してはいる。しかしながらキョーコらしからぬ失敗に蓮の表情が曇り、彼が抱いた“もしかして”という疑念は傷の深さを見ようとした手をさり気無く回避された瞬間、確信に変わった。

「何か、見た?」
「―――・・・な、なにか、って・・・何も・・・・・・?」
くすくすと蓮の笑みがこぼれる。
「相変わらず嘘が吐けないよね。見ましたって顔に書いてある」
そう言うと攫うように左手を取り口に運んだ蓮にたった今流れる赤い雫を舌で受け止められたキョーコは、一瞬ピクリと身体を震わせ「やっ」っという反射的な短い拒否の意を発し蓮の手を振り払った。

「さ、触らないで、くださ、、、い」
「俺、・・・汚い?」
そうじゃない。
欲望を自らの手で処理していた蓮が汚らわしいとかじゃなく、キョーコの心を占めるのは薄暗く胸に灯ったばかりの嫉妬の焔。

あんな甘い声で、あんな熱い吐息を、愛しげに彼女に・・・。
思い出しただけで身体の芯が沸騰するような。そして胸が焦げそうな。
「ラブミー部の仕事として社さんに頼まれてここに来ましたが、以後、もう、来たくありません。来ません。二度と」
彼女がいるならその子に料理を作って貰えばいいと思った。
自分なんて必要ない。

―――ここに私の居場所なんてない。

「帰ります」
踵を返そうとしたキョーコは、力強く捻るように腕を掴む大きな手にそれを阻まれた。
見上げると温厚な紳士は微塵も存在せず、キョーコがサタンと名付けた大魔王の容相の蓮が佇んでおり、その眼光は鋭く、過去ここまで彼を怒らせた事はなかった・・・と、キョーコは冷たい汗が流れるのを感じながら身震いした。

何がいけなかったのだろう?
行為を覗き見たから?
それとも帰ろうとした態度が馬鹿にしている風に感じられた?
分からないけど鈍い自分が蓮の逆鱗に触れたのは火を見るより明らかだった。

「イタッ!」
息を呑み、逃げ出そうとしたキョーコを許そうとしない容赦ない力が加えられ、手加減なく痣が残るんじゃなかろうかと思う位しっかりと握られた為苦痛の声が上がる。しかし蓮がお構いなしに未だ鮮血を流す指を取り口奥深く咥え込むと、キョーコの背中にえも言われぬ何かが這い上がってきた。
「やめ、やめてくださ、あ、ぁっ」
「感じてるんだ」
血を吸い取った後指の付け根を優しく舐められ、キョーコから艶めく声が漏れたのを蓮は逃してはくれなかったのは当然。それが狙いなのだから。

「俺の恥かしい姿見たんだよね?」
聞かれ瞬間的に赤く染まるキョーコの頬が蓮の質問を肯定していた。
「お返しに君の痴態を見せて貰おうかな」
そんな屁理屈が罷り通るはずはないと誰でも常識的に考えられるし、勿論キョーコはその凄まじく不平等な提案に憤慨していた。しかし続く蓮が施す甘やかな行為で反論も出来ない程身体が融かされ始めていた。

蓮の唇は指から徐々に身体の中心目指して駆け上り今はもうキョーコの二の腕を味わっていた。余す手は、生暖かい感触に身悶えるばかりのキョーコの下肢に伸ばされた。
「君はどうやってここを自分で慰めるの?」
固い爪先で敏感な部分を弾かれるが、羞恥で声も出せずに首を横に振るだけ。
「まさか触った事ない、とか?」
目の端に涙を浮かべたキョーコが浅く頷くと、蓮は下着の隙間から指を滑り込ませてやわやわと撫でた。
「あ、やっ!いや!!やめてください!!」
緊急な異常事態に呆然としていたキョーコだが、ここに来て再度拒否の言葉を発する事が出来た。がしかし、一歩遅かった。

一瞬早く蓮の長く綺麗な指が中心に埋められてキョーコの欲望を掻き混ぜたのだ。
「あ、あ、や、あぁぁっ」
蓮の湧き上がる衝動は理不尽な行為を彼女に要求して留まる術を見失っていた。
甘く漏れ出す拒否の声さえ心地良い天使の言霊のよう耳を擽り更に煽られるばかり。

「イヤじゃないだろ?ここをこんなにして。触った事がないなんて嘘なんだろ?」
「あ、うそじゃ、うそじゃな、、、あぁん」
二の腕を這っていた唇はいつの間にか首筋に到着して、キョーコの耳元で掠める声は砂糖菓子のような甘さ。
「感じやすいんだね、可愛い」
甘美過ぎる音色で発露し出した感覚を言い当てられ、恥かしいのにもっとと求める自分に気付き出したキョーコに蓮は口付けた。

「ちゅっ」

音を立て軽く触れるだけのキスをした後は咬みつくように貪った。縦横無尽に舌で這い回して舐めていない所なんか一隙間もないくらいキョーコの口咥内を味わい尽くす。
お互いの唾液を交換した後唇が離れると細い銀の鎖が二人を繋いだ。



蓮は深く傷付いていた。

彼女を失うかもしれないという恐怖は彼を狂気に追いやる。



***



罪の蜜で歓喜に震える男の声。

「ベッドへ行く?」
自力で立っていられないキョーコの腰を抱きしめながら、あくまでも君の意志を尊重するとでも言わんばかりにお伺いを立てれば弱々しい頷きが返ってきた。蓮は彼女を横に抱き上げ急かす気持ちを押し殺し、ゆっくりとベッドルームへと向かった。
先程まで己自身で慰めの行為に耽っていた場所へ清らかな彼女を下ろすと僅かに罪悪感が湧き上がる。

実を言えばキョーコが家を訪問すると分かっている前の晩には必ず自分で少なくとも一度は抜いていた。当日時間があれば更にもう一度と・・・。
空腹のまま目の前にご馳走を並べられて、流石に我慢できる自信はなかったから。
そうやって危うい自己のバランスを保ってはいたが、まさか今日彼女に見られるなんて思ってもいなかった。いや例え見られてしまっても先程キョーコが蓮を拒否するような態度を取っていなければ、こんな事にはなっていなかったであろう。

まるで汚物を見るような視線を投げかけられ、あまつさえ“もう二度と来ない”など言われれば・・・。男なら蓮でなくともキレようと言うもの。言葉通りそのまま彼女を返してしまえば、多分本当に自分の所へは二度と来ない予感。恐ろしいほどの喪失感が一気に襲ってきて。
一つも叶わぬならばいっそ全部壊してしまえと何かが囁いた。

それは悪魔か―――。
否、己の秘めたる欲望か―――。

キッチンで形だけの抵抗を見せいたキョーコはめっきり大人しくなり、全てを蓮に預けていた。
「抵抗、しないんだ?」
一瞬ビクっと肩を震わせ固唾を飲んで自分を見上げる双眼は濡れていて、蓮の罪悪感は更に深まった。だがしかしここで彼女を逃がすわけにはいかない。今この手を離せばその瞬間にも自分の存在そのものを彼女は綺麗に消してしまう筈だから。

広いベッドの真ん中お互い向かい合って座り、蓮はキョーコの頬を両手で包み深く口付けた。
硬く閉ざす唇を無理矢理抉じ開け舌を挿し入れ犯すように舐めあげる。乱れていく吐息さえ逃がさないように呑み込んだ。苦しそうに顔を背けそうになるのを許さず、そのままベッドへ横たえ縫い付けるように押さえ込む。

やっと唇を解放したと思えば、そのまま頬から耳、首筋へと隙間なく舌を這わせ味わい尽くす。同時に手で身体を探りだすとキョーコの口から拒否の言葉が嗚咽のように漏れた。
「あ、や」
「だめ」
「やめて」
どの言葉も音として蓮の耳には届いてはいたが、そのどれもが意味をなす術は持ち合わせていなく、逆に口先だけの抵抗はまるで誘っているように錯覚さえさせて蓮を惑わした。

「くすくす。本当にイヤなら逃げればいい。後からなんて逃がしてあげないよ?」
逃がす気などまるでない狼は甘く囁きながら熟れだしたキョーコの下肢に触れた。
「こんなにとろけてさせているくせに」
責めるような言葉はキョーコを羞恥に追い込むが、蓮の乱暴な口調とは裏腹に探る指先はこの上なく優しく、甘やかな快楽をもたらし未知なる世界へと誘う。

戸惑いながら徐々に熱を帯びてくる身体に抵抗も薄らいだ頃、ふいに蓮の携帯が震えた。バイブ設定、その光り方で蓮には即座に社だと判断が付いた。彼なら後から折り返せば問題はないだろう。蓮がそう思っていたら、携帯・・・・・・。まるでそれがキーワードだったかのようにキョーコの意識が現実にシフトし狂ったように叫び出した。

「や、い、、、や。いやぁあぁぁぁっっ!!!!!!

蓮は慄いた。
先程までのキョーコは戸惑いながらもここまで自分を拒否していはいなかった筈である。
突然暴れ出したキョーコだったが、蓮が本気で押さえ込んで逃げれるはずもない。
易々と組み敷かれたまま、無情にも行為は続けられた。

「や、いや!!やぁ、はな、して・・・。いやーーーーーーっ!」
「最初に言ったよね?後からは逃がさないって。・・・今更冗談じゃない!」

蓮の眼差しは凍るように冷たい半面キョーコのオンナに宛がった滾るオトコは炎の熱さで、先程までの甘い愛撫で受け入れる体勢が整っていた秘所を一気に貫いた。
「っっっっっっっ!!!!!!」
声にならない、いや、声にできない悲鳴が上がる。
大きな瞳は閉じられたまま涙が途切れなくこぼれる。

己の全てをキョーコに埋め込んだ蓮は先程までの激情が波のように引いていくのを感じ、ほんの少し冷静さを取り戻していた。
欲望をコントロールできず少女を力ずくで犯す最低な男と自分を認識しながら。

蓮の携帯が再度震えた。
先程と同じで社からだった。短時間での再コールは何か緊急の用事かもしれなかったが、蓮に出る気力は残っていなかった。身体の下で小さく震えるだけの少女が口を開いた。

「・・・・・・・・・出なくて、いいんですか?」

まるで自分を責めるような口調はしょうがないと思ったが、肉体を穢された事より、今鳴り止まぬ携帯の方が気にかかるのであろうか?蓮は訝しげな視線をキョーコに投げかけた。

「出なくて・・・いいんですか?」
遠慮がちに問う小さな声が紡ぐ続く言葉に絶句した。―――彼女じゃないんですか?と。

綺麗に動いて自分に問うた口元から目が離せず、しばらく見つめていた。
そして耳にした日本語を、単語を繋げながら脳内で反芻してやっと答えることが出来た。

「俺に彼女なんていない」
「でも、さっき、彼女と電話しながら・・・・・・・・・」

蓮は目を見開いた。
今キョーコが気にしてくれている事に驚きを隠せないでいたが、絶望の淵に一筋の光を見た気がした。

蓮は静かになった携帯を手繰りよせ、慣れた手つきで何個かボタンを操作した。そして音声が響きだすとキョーコに向けた。
不思議顔で聞き入るキョーコにとって、それはこれ以上良く知っている声で。

『お疲れ様です。最上です。今日社さんに頼まれた件でお電話しました。夕方お伺いします。お食事で何かリクエストとかあれば、』

「これ・・・・・・わ、私が留守電に、?」
「ごめんね」
「な、んで」
「君のこんな声にさえ欲情する俺を軽蔑する?」

キョーコはふるふると首を振りながら尋ねた。

「私、敦賀さんに彼女がいると思ったら、く、苦しくて」

蓮の指先が溢れ始めたキョーコの涙を掬った。

「なんで?どうして苦しかったのか教えて?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す、き。・・・私、つ、るがさんが、好きなんです」
「無理矢理ごめん。痴態を見られ軽蔑されたんだと思っていた。逃げるように立ち去っていくから、君を永遠に失ってしまうようで怖かったんだ。・・・ごめん、ね?」

ゆっくりと首を横に振るキョーコを優しくそっと抱きしめて、蓮は掠れる声で囁いた。

「愛してる。君を、君だけを。もっと早く伝えればよかった」
「・・・・・・私、も」

キョーコを貫いた痛みが甘く疼くように変化していた。
暴力であった行為が意味を変えて穏やかに包み込む。



二人がお互いを確め合えるように、分かち合えるように、優しく夜は更けていく。





・・・・・・これにて終了。



さっさと告白しないからだろっ!ヘタ蓮めが!!
・・・それを言ったら私のSSの八割が存在しない事になりますのでご内密にwwwwwworz
つかっ!社さんに電話しなくていいのかよ、蓮・・・。

2008.05.30 @HINA

自サイト裏へうpしていた【本懐】へともにょんから素敵イラストいただき、
折角だから自慰祭りに一緒に参加wともにょん、ありがと&豚っちうp㌧クスコ!
(うちとこ「裏」にセリフで隠れてた部分丸出し敦賀君がいるとかいないとか/笑)
豚っちスマンコ!自慰じゃないのは致し方ない。本懐だからなwwwww
いえ、たまにはジィ君にもイイ思いさせてあげなきゃかなーと仏心が出てしまいました...(えへっ。

2008.07.13 @HINA



  ※HINAっちと、ともにょ様のめくるめくコラボ作品。蓮ジイをキョーコが!!というのは、
    ジイ連(蓮)盟員にとって永遠の野望ですよな!!!

    しかし…。

    (驚愕) H I N A っ ち !!!!! こ れ 自 慰 じ ゃ な い !!!!!
    (↑どんだけw)





19:58  |  自慰って寝ろ!!  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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